- ちゃんとしたホームページを作るための注意点が知りたい
- 最近ホームページを更新していない
- 無料のブログ作成サービスでビジネス用ページを用意するつもり
上記のような考えをお持ちの方は、本記事をご覧ください。
訪問者に「残念」な印象を与えてしまうビジネス用ホームページの5つの特徴を列挙しました。
すべてクリアできているか、今一度チェックしてみてください。
独自ドメインになっていない
「ドメイン」とは、ホームページのURLで「https://」や「https://」のあとに続く部分のことです。例えば当サイトですと「cotoliwmo.com」の部分がドメインです。
ドメインは、すでに使用されている文字列で無ければドメイン取得サービスを利用して誰でも安価に好きなものを使用できます。このように自分で取得したものを独自ドメインといい、ビジネス用ホームページでは会社名やブランド名を含んだ独自ドメインを取得するのが基本です。
しかし、無料のブログ作成サービスなどを利用してホームページを作った場合は、そのサービス元が指定するドメインしか使用できない場合があります。
会社名とドメイン名が一致していないサイトは、それだけで「何か怪しい」という印象を与えますから、きちんと独自ドメインを取得しましょう。
ドメインについてもっと詳しく知りたい方は下記のサイトが分かりやすくまとめられています。
外部サイト:ドメインとは? – レンタルサーバーならロリポップ!
SSL通信を導入していない
SSLとはインターネット上の通信を暗号化する技術のことで、通信がSSL化されているホームページはURLの冒頭部分が「https://」になっています。
外部サイト:httpsとは?httpとの違いとSSL暗号化通信の仕組み
さて、このSSL通信ですが、お客さまの個人情報を扱うビジネス用ホームページでは全てのページをSSL化する(「常時SSL化」と言います)のが常識です。
さらに、検索エンジン最大手のGoogleは、検索結果の表示順位を決めるアルゴリズムに「SSL化されているか否か」を加味すると2014年時点で既に公表しています。
外部サイト:Google 公式ブログ: HTTPS をランキング シグナルに使用します
さらに、ウェブブラウザのGoogle Chromeについても、Chrome 68以降はSSL化されていないページに「保護されていない通信」という警告表示が出るようになりました。
外部サイト:Chromium Blog: A secure web is here to stay
Chromeは日本国内で最大のシェアを持つウェブブラウザですから、SSL化に対応できていない場合のサイトイメージに与える悪影響は非常に大きいものであるといえます。
ページの読み込みが遅すぎ
ウェブサイトの表示に2秒以上かかると47%のユーザーが不満を感じ、40%のユーザーは3秒以上は待たないという調査結果があります。
外部サイト:2 Seconds is Threshold for eCommerce Performance | Akamai
せっかく魅力的なコンテンツを用意しても、ホームページの読み込みが遅いと4割の訪問者には内容を見てもらうことができなくなってしまうのです。また、最初は我慢して読み込みを待ってくれたユーザーでも「ホームページ内の別のページも見てみよう」とは思ってくれないでしょう。
さらに、2018年7月にGoogleが行ったSpeed Updateと呼ばれる検索エンジンアルゴリズムの更新で、モバイル端末での検索結果の順位を決める要素としてウェブサイトの表示速度が影響するようになりました。
外部サイト:Google 公式ブログ: ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します
ビジネス用のホームページにおいては、同業他社と比較した際に常に最高水準の表示速度を維持できるよう、メンテナンスを欠かさないことが重要です。
デザインが時代遅れ
ウェブサイトのデザインは、ウェブ技術の進歩や端末の多様化にあわせて変化し続けています。おしゃれかどうかという見た目の流行の変化もありますが、機能的に使いやすいデザインが追求され続けているのです。
現在主流のデザインは、スマホなどの小さな端末でもスッキリと見やすい画面構成が可能なフラットデザインや、Googleが提唱するマテリアルデザインなど、シンプルで「面」を意識したスタイルになっています。
外部サイト:Design – Material Design
ホームページは建築物ではありません。
古い家屋には独特の味わいがあるのもですが、古いホームページは手入れの行き届いていない印象を与えるだけです。
コンテンツの内容から熱意を感じない
ホームページに用意されているコンテンツが、商品紹介ページだけだったり、ブログが設置されているものの更新頻度が少なかったりすると、せっかく訪問してくれたユーザーをがっかりさせることになります。
ユーザーは「電子版会社案内」を超えた、魅力あるコンテンツをホームページに期待しているのです。
商品紹介だけでなく、その商品にかける熱意やストーリーをアピールし、他社との違いをハッキリと伝えるべきです(参考:ホームページで集客するなら「ストーリー」を語れ!オーセンティシティマーケティング)。
また、ブログを用意するなら、他のサイトに書いてある内容の焼き直しを作るのではなく、自分自身の考えや体験に基づいた独自の記事を作るべきです。
ホームページは、そのビジネスの顔となるものです。そこに熱意を感じられなければ、お客さまは離れていってしまうでしょう。
まとめ
せっかく用意しても、ユーザーに残念な印象を与えてしまうビジネス用ホームページの5つの特徴をご紹介しました。
- 独自ドメインになっていない
- SSL通信を導入していない
- ページの読み込みが遅すぎ
- デザインが時代遅れ
- コンテンツの内容から熱意を感じない
これらの特徴の一つでもあてはまると、ホームページの魅力を著しく損ねてしまいます。
メンテナンスを怠らないように注意しましょう。