ウェブサイトをYahoo!やGoogleなどの検索エンジンによる検索結果の上位に表示するための取り組みをSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)と言います。ウェブ上には様々なSEO対策の情報があふれていますが、本当に有効なSEOをGoogleから学ぶことができます。それによれば、有益なコンテンツ、ユーザーに分かりやすいサイト構造、モバイルフレンドリーにすることなどが重要なようです。詳しく見ていきましょう。
検索エンジンのシェア
日本で有名な検索エンジンはYahoo!やGoogleですが、Yahoo!は2010年12月からGoogleの検索エンジンを使用しています。そして、そのGoogle検索エンジンの国内シェアは、2018年2月時点で、PCによる検索で91.23%、モバイルによる検索で99.09%にも達しています(アウティングコンサルティング株式会社 2018年4月25日付けプレスリリース)。
つまり、Googleの検索エンジンに最適化したサイトを作ることで、9割を超える検索行為に対応することができます。
本当に意味のあるSEOとは?
SEOについて検索すると様々なテクニックを紹介したブログや企業サイトが見つかりますが、最も信頼性が高いのはGoogle自身が公表している「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」および「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」に準拠することです。
Contents is King!
Googleはガイドラインの中で人々を引きつける有益なコンテンツを作成することが最もSEOに影響を与えると明言しています。”Contents is King”とはMicrosoft創業者ビル・ゲイツ氏の名言で、コンテンツマーケティングの世界で合言葉となっていますが、サイト訪問者に高い価値を届けるコンテンツを作ること以上のSEO対策はありません。また、Googleもそうした優良なコンテンツをもつウェブサイトを検索結果の上位に表示して、検索エンジンのユーザーの満足度を高めるべく開発に取り組んでいます。今後、AI技術の向上などにより、”Contents is King”の傾向は強まっていくでしょう。
ユーザーフレンドリーなサイトにしよう
コンテンツに次いでGoogleが強調しているのは、ウェブサイトがユーザーフレンドリーになっているかという点です。例えば、サイトの階層構造やデザインが初めての訪問者にも理解しやすくなっているか、スマートフォンのような画面が小さく処理能力も制限された機器でも快適に閲覧できるか等がポイントになります。
もちろん、検索結果の表示順位を決めるのはクローラーの評価です。Googleも正しい記法でマークアップを行うことや構造化データマークアップ等を用いてクローラーがウェブサイトの内容を理解しやすくする取り組みを推奨してはいます。しかし、クローラーが評価したいのは、検索エンジンのユーザーにとって価値の高いサイトです。
先ほどの”Contents is King”と合わせて考えれば「内容的にも技術的にも手入れの行き届いたウェブサイト」を作ることがGoogleが推奨する王道のSEO対策であると言うことができます。
まとめ
検索結果の上位にウェブサイトを表示させるためには、最大のシェアを誇るGoogleに最適化することが重要です。そのGoogle自身が公表しているガイドラインでは、最も影響のあるSEO対策は優良なコンテンツを作ることであると明言されています。また、サイトデザインやモバイル対応等の技術的な面でもユーザーフレンドリーになっているかもチェックする必要があります。
コンテンツ無くしてSEOは成り立ちません。SEO業者を起用する際には、あなたのビジネスについてきちんと情報収集し、一緒に優良なコンテンツづくりを考えてくれる業者に依頼しましょう。