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ウェブサイトの表示に2秒以上かかると47%のユーザーが不満を感じ始めます。さらに2018年7月より、Googleはモバイル端末での検索結果の表示にサイトの表示速度を加味しており、表示の遅いサイトは検索結果の順位を下げられています。スマートフォンでウェブを閲覧することが当たり前の現在、自社のウェブサイトをスマホで2秒以内に表示させられるか否かが鍵になっています。

サイトの表示速度が遅いとどのような損失があるのか、詳しく見ていきましょう。

NASDAQ上場のAkamai Technologies社はプレスリリースで、ウェブサイトの表示に2秒以上かかると47%のユーザーが不満を感じ40%のユーザーは3秒以上は待たないという調査結果を発表しています。

つまり、インターネット広告に投資したり、苦労してSEO対策を施したりして、やっとユーザーが自社サイトへのリンクをクリックしてくれたとしても、表示までに3秒かかる場合は論外で、2秒以上の場合は約半数のユーザーに不快な思いをさせてしまうということです。

開くたびにユーザーが「重い」と感じるようなサイトでは、コンテンツの中身以前の問題です。マーケティングへの悪影響は避けられません。

低スピードは検索順位も低ランクへ

検索エンジン最大手のGoogleは、2018年7月にSpeed Updateと呼ばれる検索アルゴリズムの更新を行いました。これにより、モバイル端末での検索結果の順位を決める要素としてウェブサイトの表示速度が加味されており、表示に時間のかかるサイトは検索順位にも悪影響を受けています。

検索順位が下がればサイトへの流入も減ってしまいますから、自社サイトをスマートフォンでも高速で表示できるよう対応しなければいけません。

サイト表示に2秒以上かかるとユーザーの約半数が不快に感じるという事実と、スマートフォンでの表示速度を検索順位に影響させるというGoogleの施策を併せて考えると、自社サイトをスマートフォンで2秒以内に表示させることができるか否かがサイト運営上の大きな課題であると言えます。

まとめ

サイトの表示速度が遅いと、ユーザーにとって不快であり、さらに検索順位も下げられてしまい、マーケティング上の大きな損失になるという事実を確認してきました。

サイトの表示速度を上げる手法には様々なものがあります。画像の最適化やスクリプトの遅延読込、CDNの利用やキャッシュの用意、新しいところではAMPへの対応など、導入しやすいものからサイトの内部構造に手を付けなければいけないものまで色々です。

スマートフォンにも2秒未満で表示させるとなれば、全体として最適となるように高速化技術を組み合わせる必要があるということが言うまでもありません。

サイトの管理をウェブ制作会社に依頼している場合は、サイトの表示速度についてきちんと問い合わせ、高速表示への対応ができているか確認する必要があるでしょう。

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