- ホームページと営業活動を結びつける方法を知りたい
- ホームページをビジネスに活用する具体的な方法を知りたい
- ホームページをすぐに活用したいので、その方法を教えてほしい
上記のような考えをお持ちの方は、ぜひ最後までお付き合いください。
リアル(現実世界)での営業活動とホームページとを結びつける5つのアイデアをご紹介します。
この記事の目次
営業活動にホームページを組み込もう
日本企業のホームページ開設率は平成17年時点ですでに85.6%にまで達しました。しかしながら、自社ホームページを十分にマーケティングに活用できている企業はまだまだ少ないものです。
(外部リンク)情報通信白書 平成27年版
日本企業では自社内にWeb部門を持つことが少なく、ホームページはもっぱらWeb制作会社に外注され、総務や広報が窓口部署となっているため、リアルの営業活動とホームページとが完全に切り離されてしまいがちです。
しかし、BtoBやBtoCを問わず、お客様はリアルの情報もWebの情報も同様にチェックしています。リアルとWebを一体化したマーケティングの仕組みを構築することの重要性は、多言を要さないでしょう。
本記事では、比較的業種を問わず簡単に導入できる5つのアイデアをご紹介しますので、まずはここから始めてみてください。
1.営業資料をダウンロードできるようにする
商品のカタログや、自社のセールスポイントをまとめたペーパーなど、よく使う営業資料はホームページからダウンロードできるようにしておきましょう。日頃の営業活動で持ち歩いている紙と全く同じ内容で構いません。
これはBtoBのビジネスを営んでいる場合には特に有効です。
営業を受けたお客様は、もらった紙の資料をPDF化して保存し、検討会議の配布資料として使ったりしているものです。したがって、営業の際に「ホームページからPDFをダウンロードできます」と伝えておけば、気が利く会社だという印象を持ってもらえると同時に自社のホームページを閲覧してもらえます。
ホームページを訪れたお客様は営業資料のダウンロードページだけでなく、会議に使えそうなものを探して他のページも見て回ってくれます。
ここでさらなるコンテンツを提供できれば、他社と差別化する大きなチャンスとなるでしょう。仮に他のコンテンツを用意する余力が無かったとしても、良くデザインされたホームページであれば、お客様の頭の中にイメージがしっかり残ります。
2.名刺やメールに特別なリンクを載せる
名刺やメールに自社ホームページのURLを載せるのは、普通に行われている取り組みです。
もう一歩踏み込んで、ホームページ上の特別なコンテンツにアクセスできるURLを名刺やメールに載せましょう。
普通であれば全く見向きもされないURLが、一気に価値を持つようになります。同時に、「価値あるURLが載っている」という事実により、名刺やメールも価値のあるものになり、捨てられたり削除されたりする可能性も低くなります。
コンテンツですが、この取り組みのために新たに用意できれば最も良いでしょう。ただ、そこまでの手間や予算を投入できない場合でも、例えば通常はメールアドレスを登録しないとアクセスできないコンテンツへの直接リンクなどは、充分に価値があります。
名刺だとデザインの修正が必要になるので少し面倒かもしれませんが、メールであれば本当に簡単に始められるはずです。
3.セミナーのスライドや練習問題の答えをHPで配布
士業を営んでいる方の場合、セミナーが主な営業手段ということもあるでしょう。そんな方には特に有効な手法です。
セミナーを開催する時は何らかのスライドを配布しますが、そのデータをHP(ホームページ)でもダウンロードできるようにしましょう。セミナーで練習問題を出題する場合には、その答えをホームページに載せることで、セミナー中に答え合わせをする時間をとる必要が無くなります。
スライドのダウンロードにパスワードを設定し、セミナー中でパスワードを伝えることで特別感を簡単に演出することができます。
あるいは、スライドのダウンロードする代わりに会員登録やメールアドレスの入力を求めれば、セミナー後も継続したマーケティングを仕掛けることが可能になります。
4.アンケートをHPで行う
紙やメールで行っているアンケートを、自社ホームページを使って実施するのも有効な手法です。
既存顧客に対して定期的に満足度アンケートを行い、同時にホームページに誘導することで、ホームページに追加したコンテンツに気づいてもらったり、定期的に自社ブランドを思い出してもらうきっかけになります。
まだ取引したことのないお客様に対しても、例えば「業界に関するイメージ調査」のような売り込みとは一線を画す内容のアンケートであれば比較的協力を得やすいでしょう。
こうして得られたアンケート結果は、そのまま業界白書のような形でコンテンツ化も可能なため、一石二鳥です。
5.メルマガに登録してあげる
メルマガは、BtoBビジネスにおいては今でも効果を持っており、BtoCビジネスでも少し工夫すれば充分に威力を発揮する手法です。
せっかく現実世界で接触のあったお客様なのであれば、こちらでメルマガの案内をし、登録してさしあげましょう。
もちろん、事前にお客様に許可をもらうことと、メルマガの品質が高いことが条件ですが、継続的なマーケティングの仕組みに誘導できるのは大きな魅力です。
メルマガに誘導できれば、メルマガ読者用の特別リンクやキャンペーンを用意することで、ホームページへの誘導や購買へとつなげることは比較的簡単です。
まとめ
日頃の営業活動とホームページをスムーズに連携させ、効果的なマーケティングを行うための5つのアイデアをご紹介しました。
- 営業資料をダウンロードできるようにする
- 名刺やメールに特別なリンクを載せる
- セミナーのスライドや練習問題の答えをHPで配布
- アンケートをHPで行う
- メルマガに登録してあげる
リアルとWebは一体的に運用することでシナジーを発揮します。お客様に一貫したメッセージを届けられるよう、運用をひと工夫しましょう。